つまらないことでイライラする 生理前のこのイライラの原因って?

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PMS

一体何なの?生理前のイライラをコントロールできない理由

生理前、無性にイライラしたり怒りっぽくなったりしますよね。
家族や大切な人に八つ当たりをして、後になって後悔することないですか?
わかっているのに、なぜか自分をコントロール出来ない。

これってどうして起こるんでしょうか。
実は「生理前症候群(PMS)」という病気のせいなんです。

この病気は、生理の10日くらいまえから症状が出だして、
生理2.3日前から生理が始まるまでが最も症状が強くなるといわれています。

実際に私は、生理が始まるとぴたっと症状が収まるので、
この病気を知るまでは、自分でも自分が信じられなくて悩みました。

はっきりとした原因がまだわかっていない病気なので、
特効薬というものもありません。

ただ、ホルモンのバランスが大きく関係しているということはわかってきました。

女性ホルモンには、大きく2つのホルモンが存在します。
卵胞ホルモンと、黄体ホルモンとよばれるものです。

この2つは、一ヶ月の間、分泌の増減を繰り返します。
その間に体の中では、排卵があったり、妊娠への準備をしたりしています。

PMSとこのホルモンの分泌とが関係しているというのです。

卵胞ホルモンは、主に卵子を育てるホルモンなので、排卵前に大量分泌されます。
その時に、幸福感をもたらすセロトニンも同時に分泌されるので、
排卵前は、一番精神的に安定して充実している時と言えます。

排卵が終わると卵胞ホルモンは一時的ですが急激に減少し、
代わりに黄体ホルモンが活発化します。

この黄体ホルモンは、妊娠のためのホルモンです。
受精卵を着床させる子宮内膜を厚く、柔らかくするために分泌が増えます。

一時的とはいえ急激に卵胞ホルモンが減ったので、
精神安定を司るセロトニンも激減します。
すると気持ちが不安定になり、イライラや怒りっぽくなるのです。

原因がはっきりしないと言いましたが、それはこの説の他にも、
いろいろと原因とされている説があるからです。

ただし、イライラするなどの精神的な症状には、
セロトニンが関係していることは間違いないようです。

他に現れる精神的な症状

では、PMSの精神的な症状はイライラだけでしょうか。
いえ、まだまだたくさんあります。

・怒りっぽく、キレやすくなる
・涙もろくなる
・憂鬱になる
・集中力が低下する
・判断力が低下する
・無気力、眠気

どれも日常生活に支障がでそうな症状ばかりですね。

病気を知らなかった私は、仕事中の眠気や集中力のなさで上司に叱られ、
それが憂鬱な気分をさらに下げて、家ではよく泣いていたこともあります。

かと思うと、自分でどうにもならないことを責められたことに怒りを覚え、
家族や恋人に八つ当たりをし、また落ち込むといったことを繰り返していました。

今思うと、当事者の私以上に周りは困惑したでしょうね。
突然態度が豹変する、しかも怒りなのか悲しみなのか起伏が激しい。
声をかければキレられて、どうしたらいいのかわからなかったでしょうね。

私も自分が信じられなくて、今度何かあったら精神科に行こうって決めてました。
今思うと、もっと自分のことを周りに話して相談すればよかったと思います。

PMSに気づけたのは、友達が病気の話をしてくれたからです。
それで精神科に行く前に婦人科に行ってみようってことのなったんですね。
そうしたら「PMSですね」って診断されて。

そこからは生活が劇的に変わりましたね。
まず自分のことを疑わずにすむのがすごく気持ちを楽にしました。
相変わらずイライラしますが、その理由がわかるだけでちがいます。

もし理由のわからないイライラに悩んでいるなら、
ぜひ一度婦人科を受診してみてください。
私の様に、すこしでも心の負担が軽くなると思いますよ。

病院で処方される薬

病院でPMSだと診断されると、その症状にあった薬が処方されます。
といっても原因がはっきりしないので特効薬はありません。

症状の緩和につながるであろう薬や治療をしていくんです。

・低用量ピル
本来避妊や子宮内膜症などの治療薬として使用されますが、
ホルモンバランスを整えるということでPMSの治療としても使われます。

・漢方薬
婦人病に効くといわれている漢方薬を処方されることもあります。
ただ漢方薬は体質改善を目的としているので、
最低でも1ヶ月は服用したほうがいいといわれているものです。

・対処治療薬
PMSには精神的な症状の他に、痛みが出るような身体的症状もあります。
その場合、鎮痛剤が処方されたり、精神安定剤を処方することもあります。
ただしこの対処法は、徐々に飲むことになれて効果が薄まることがあります。

それぞれPMSに効果があるとされていますが、
症状や体質によっても、薬の合う合わないがあります。

処方された薬が合わないからもう治療方法がない、とは考えず、
自分にあう治療方法を見つけてください。
必ずあるはずです。

自分で出来るイライラの対処方法

病院に行ったからもう大丈夫!
と自己暗示の強い人はそれでいいかもしれませんが、
大概の人はそうは行きませんよね。

そんな時は、自分なりにイライラをやり過ごす方法を見つけましょう。
なるべくすぐに出来る、簡単にできるものがいいですね。

ハーブティーを飲む
カモミールやラベンダーなどの精神安定効果のある香りのお茶や、
ローズヒップやハイビスカスなどの女性ホルモン効果のあるものもいいですね。

ツボを押す
液門と呼ばれる、手の甲の小指を薬指の間の水かき上の場所。
肘に向かって押すとイライラがすっと収まるとか。

液門(えきもん)

深呼吸
大きく息を吸って深呼吸。
イライラすると頭に血が上るって言いますよね。
それって脳が酸欠なんだそうです。深呼吸で酸素を取り込みクールダウン。

ほかにはアロマや湯船に浸かるなどのリラックス方法もありますが、
その場で簡単にできるものを集めてみました。

ぜひイラッと来たらためしてみてください。

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